| Fiber
Channel と SAN |
ディスクアレイの便利な方法として、ターンキーとの直接接続だけでなく、複数台のターンキーと1台のディスクアレイを共有するシステムもあります。この、ディスクアレイの共有をSAN(「サン」と読む。Storage
Area Networkの略)といい、接続にはSCSIではなく、FiberChannel(ファイバーチャネル)という接続で行います。
FiberChannel(ファイバーチャネル)とは。ATAやSCSIの様なパラレルケーブルを使用せず、同軸ケーブルか光ファイバーにて接続されます。同軸ケーブルの場合、30mまでのケーブル長が可能であり、光ファイバーの場合は10kmもの長さをサポートします。転送スピードは1.0625Gbps(100MB/sec)。最近では2Gbps通信規格の製品もでてきました。一つのループ上に最大126台の機器の接続が可能です。
このFiberChannelを使用し、SANを構築するわけですが、共有の方法として似たようなものがあります。Ethernetを使用したLAN環境です。
Ethernetを使用したLAN、WAN環境といえば、企業内から家庭まで誰でも気軽に導入できるだけの技術、コストとなっており、ギガビットクラスの通信規格装置もここ数年で非常に手に入りやすい価格帯となってきています。こういった共有ディスクをEthernetで共有する仕組みをNAS(「ナス」と読む。Network
Attached Storageの略)といい、業務系ストレージシステムから民生レベルのストレージサーバまで幅広い普及があります。しかし、映像用に限ってみると、データ遅延保証がないこと、1本のギガビット回線を複数台のPC(ターンキー)で共有しなくてはならなくなるため、インターネットなど他の資源を使用したり複数台のターンキーから連続してデータ転送が始まると、とたんにパフォーマンスが落ちる、100BASE-TXリニアシステムの共有化としてはまだまだ使用しきれないシステムであるといえるでしょう。
SANであれば既存のネットワークと切り分けた使用方法が可能です。また専用のSCSIプロトコルによる接続のため、LANの様なオーバーヘッドが起こりにくく、高速な転送が可能です。
用途としては、複数のターンキーでの共有が出来るため、キャプチャサーバと編集用ターンキー、合成用CGマシンと目的に合わせたターンキーを用意することにより編集作業の分散化、効率化が図られるという点と、1台のターンキーの調子が悪くなっても、他のターンキーで、データコピーなどのロスがなくそのまま編集作業に移れる点、素材データは1台のディスクアレイで共有することになるので、複数のプロジェクトで同じ素材を使用しなければならない場合、使い回しがかなり簡単であるといった点が上げられます。
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